コンセプト


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コンセプト

1.人生90年時代に、みなさまのお口の健康から始めるアンチエイジングをご提案いたします。
2.最新の医療について常に勉強し、みなさまに最適な治療をご提供できるように努力いたします。
3.お口の状態・治療目標・治療方法について情報を共有し、みなさまとのコミュニケーションを大切にして診療を進めます。

さいとう歯科医院からのメッセージ

(1)どうして歯の色と違う金属で治療することに、疑問を持たなかったのでしょう?

金(ゴールド)はイオン化しにくいという点では安全性の高い素材です。
しかし、歯科保険治療で使用される合金は12%程度の金(ゴールド)の他は、パラジウム、銀、銅、その他の金属を含んでいます。また金(ゴールド)をまったく含まない合金も使用されています。
もともとは白かった歯が治療の結果金属色に成ること事態不自然なことですが、口の中の金属はイオン化して溶け出しやすく、歯や歯肉を黒色変化させるだけでなく、唾液、口腔細菌、血液などのタンパクと結合して抗原性(アレルギー性)を持つようになります。
この結果、皮膚炎や肌のシミ・しわなどを生じる可能性があります。口の中の金属によって免疫力が低下し、老化や発癌が促進されてしまうのではないかという心配もされています。
これまでは金属以外の素材で、虫歯や歯を失ったところを治療することには限りがありました。ですから、治療を受ける側も、治療をする側も、金属を使用することに何の疑問も持たなかったのは当たり前だったのかもしれません。しかし現在は、金属に代わる治療用素材がどんどん使えるようになりました。
セラミックは最も安全です。
セラミックは審美性に優れるだけでなく、固さも天然歯に近いものがあり、汚れもつきにくいので、歯周病予防に最適です。にもかかわらず、歯科保険治療ではセラミックの使用は認められていません。
ノンメタル治療として、グラスファイバーを使用した土台(ファイバーポスト)や、ジルコニアを使用したブリッジや、金具を使用しない部分入れ歯(スマイルデンチャー)を、さいとう歯科医院ではご提供しています。
なお、金(ゴールド)以外にチタンも安全性の高い金属材料です。失われた歯を回復する場合には、費用の点を別にすればチタン製インプラント(人工歯根)とセラミックの人工歯冠が安全な選択といえます。
しかしなによりも重要なことは、ムシ歯や歯周病を防ぐことです。
みなさまの歯から外した金属は、日本口唇口蓋裂協会の貴金属リサイクル運動に拠出させて頂いています。
貴金属リサイクル運動の収益金はアジアの口唇口蓋裂の子供達に手術を受けさせる費用に充てられています。
ご理解とご協力をしていただき、感謝しております。

関連リンク
日本口唇口蓋裂協会

(2)ムシ歯、歯周病は、治療ではなく、全身の健康のために予防する時代です。

歯周病
1999年厚生労働省歯科疾患実態調査によると、全国民の68%以上、25歳以上では80%が歯周病に罹患しており、中高生の50%以上が歯肉炎の状態にあります。
これはもう、歯周病”検診”をする意味がありません。病気の人を見つけ出すスクリーニングの検診ではなく、国民全員が自分の歯周病の状態をチェックする”健診”をすべき状況です。
自分の歯周病の程度を知り、治療と、予防をすることが必要です。
最近では、歯周病と全身の健康との密接な関係が明らかになってきており、歯周病の治療と予防の重要性が、ますます、注目されています。
歯周病と糖尿病

糖尿病患者ではHbA1cが高値であると、歯周病の重症度が増すことが明らかになっています。
糖尿病患者を歯周病治療(介入)23例、非治療(非介入)31例に分けて3ヶ月の集中治療を行ったところ、治療群では高感度CRPが改善し、HbA1cも低下しましたが、非治療群は変化がありませんでした。
このことから、歯周病治療は糖尿病患者の血糖値コントロールを改善する可能性があることが示唆されます。(井上修二 共立女子大学家政学部:厚生労働科学研究「口腔疾患と全身健康」2006)

グラフを見ると、治療群ではHbA1cと高感度CRPの著明な改善が見られます。さらには、歯周病治療を中止したところ、HbA1cは治療中止4ヶ月でもとの値に戻りました。
このことからも、歯周病治療のHbA1cのコントロールとの密接な関係がわかります。

ピロリ菌と歯周ポケット
胃癌の原因の一つと考えられているピロリ菌は最初から胃の中に棲み着いていたのでしょうか?
胃炎や消化器系潰瘍の既往歴があると、ピロリ菌は口腔内でも検出率(PCR法による)が高い(47.6%)ことがわかりました。
消化管でピロリ菌が検出された患者で、歯周ポケットが3mm以下の場合、口腔内よりのピロリ菌の検出状況が25%であるのに対して、歯周ポケットが4mm以上場合、口腔内よりのピロリ菌の検出状況は61.5%でした。(石川烈 東京医科歯科大学大学院 歯周病学分野 2003)
このことから、歯周ポケット内で増殖したピロリ菌が嚥下によって胃に移行していることが示唆されます。ピロリ菌の増殖の場となっている歯周ポケットの深さは、歯周病治療で正常値にすることができます。
大動脈瘤と歯周病菌
大動脈瘤は破裂すると死亡する可能性の高い危険な病変です。
歯周病菌のDNAが動脈瘤病変から高頻度(PCR法による)に認められ、軽度の動脈硬化性病変では検出頻度が低く、さらにコントロール検体からは検出できなかった(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科血管応用外科学 井上芳徳)、という報告があります。
これは、歯周病菌が歯周ポケットから血液中に入り血管内で免疫作用が起きていることが想像されます。
この他にも全身の疾病と歯周病との関連性について多くの研究報告がされています。
以上のように、歯周病は全国民の問題であり、この進行のわかりにくい歯周病を治療と予防することで、全身の健康を脅かす病気を予防することにもなると考えられるようになってきました。

(3)しっかり噛めれば、メタボリックシンドロームも予防できます。

ガムを10分間噛んでもらってから食事をすると、食事量が減り、内臓脂肪も減少しました。
咀嚼が脳内のヒスタミン神経系に作用し、これによって体内の内臓脂肪が燃えることが明らかになりました。(中村学園大学栄養科学部 坂田利家)
ヒスタミンは、食欲を抑制し、エネルギーを貯めている白色脂肪細胞に作用して脂肪を分解します。
さらに、分解しただけではなくその後の脂肪合成も抑制します。
つまり、よく噛んで食べると、内臓脂肪が減り、メタボリックシンドロームの予防、改善につながります。
アンケートの結果、歯の数が20本以上の人は19本以下の人に比べて、「何でも噛んで食べることができる」と回答した人の割合が高いことがわかっています。
よく噛んで食べることは、今すぐできる「肥満予防法」です。
早食い、どか食いをしないでください。
食べ物を一口入れたら、箸を置いて、いつもより5回多く噛む。目標は一口30回噛んでください。
バランスの良い食事を、美味しく、しっかり噛むためには、自分の歯を健康に保つ事が大切です。

(4)歯と歯肉をきれいにして、自慢のお口を保つためには、メインテナンスが必要です。

スケーリングによる歯周ポケット内細菌の排除効果

歯周ポケット内材料の75%を占める嫌気性グラム陰性菌群(歯周病菌)は、スケーリングとルートプレーニング後4週は20%以下に現象していますが、12~16週後にはもとの菌数レベルに戻る傾向が見られることがわかっています。(慢性歯周炎患者へのPMTC後の除菌効果 Slots,J, 1979)
このことから、3ヶ月ごとに歯科医院で歯周病治療のメインテナンスを受けることが望ましいと考えられます。
とはいいましても、歯周病菌を肉眼で見ることはできません。
そこで、歯をホワイトニングセラミック治療できれいにして、ご自分のお口を自慢したいほど好きになって、お気に入りのお口を保つため、メインテナンスに歯科医院を受診することを習慣にしていただくことをご提案いたします。

(5)8020は役に立ちます。お口の健康からアンチエイジングを始めましょう。

歯数と医療費

全国26自治体954名の80歳で自宅在住者の1993年度年間医療費(自分の力で通院した外来医療費)を比較したところ、残存健全歯数9本以下と20本以上とでは18~20万円の年間医療費の差がありました。

歯数と医療費

健全歯数別郡 平均年間医療費
0本 443,574円
5~1本 439,431円
9~6本 457,123円
14~10本 378,961円
19~15本 277,440円
24~20本 279,000円
25本以上 254,150円

有川量宗:高齢者における口腔状態と医療費の関連性‐口腔保健向上による総医療費の低減効果について
日本歯科医料管理学会雑誌 第38巻第2号118~125(2003)

噛む力と「寝たきり」の関係

6年間の追跡調査の結果、何でも噛めていた人が噛めなくなると、「準ねたきり」になる率が3.5倍となり、最も差があることがわかりました。

「準ねたきり」発生と強く関連する項目 比較する項目 オッズ比
年齢 5歳年齢が上がる 1.88
女/男 0.36
最大歩行速度 0.1m/秒遅くなる 1.23
咀嚼力 噛めない/何でも噛める 3.51
過去1年間の入院歴 有り/無し 2.85
β2マイクログロブリン 1mg/l上がる 1.12

新開省二 ほか(東京都老人総合研究所、桜美林大学)
1992年から1998年の秋田県南外村における「中年からの老化予防総合的長期追跡研究」

この研究結果を評価し、平成18年度から介護保険が予防重視型システムへの転換をした際に、効果が明確なサービスについて通所系サービスに選択的サービスとして、運動器の機能向上、栄養改善、に加えて、口腔機能の向上を導入しました。
具体的には、高齢者の摂食・嚥下機能の低下を早期に発見し、その悪化を防止する観点から、口腔機能の向上のための教育や口腔清掃の指導、摂食・嚥下機能に関する機能訓練の指導等を行う、とされました。

これからの高齢者の健康に大切なこと

星 旦二:首都大学東京大学院教授(都市科学研究科地域保健福祉研究室、健康日本21計画策定委員会委員)は、これからの高齢者の健康に大切なこととして、つぎの3つをあげておられます。

  • 口紅、化粧、身だしなみ(人とのコミュニケーションを大切にする)
  • 財布の自己管理(自立した立場を維持する)
  • 歯科の主治医を持つ(歯の健康を保つ)

「生活習慣病は自分で予防できる要素が少なくありませんが、歯の健康はあまり思い通りになりません。かかりつけの歯医者さんに、自分の歯で食べられる状態にしてもらっていれば、全身の健康は長く維持できるはずです。」(星 旦二)

人生90年時代に、しっかり噛めるお口を維持することが、アンチエイジングに効果的です。
「ローマは一日にして成らず」、自慢できるほどお気に入りのお口を、今日から目指しましょう。

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